2010/10/01

簡にして要-前特捜部長らを逮捕、組織ぐるみの犯罪の可能性

▼前特捜部長らを逮捕=改ざん認識、報告せず-検事証拠隠滅事件・最高検
大阪地検特捜部検事による証拠隠滅事件で、主任検事前田恒彦容疑者(43)による故意の証拠データ改ざんを認識しながら隠ぺいした疑いが強まったとして、最高検は、犯人隠避容疑で前特捜部長の大坪弘道(57)=現京都地検次席検事=、前同部副部長の佐賀元明(49)=現神戸地検特別刑事部長=両容疑者を逮捕した。 時事ドットコム

▽新聞報道によれば、すでに本年2月2日の時点で、前田容疑者のデータ改ざんを、同僚検事の大坪前部長と佐賀前副部長が認識し、小林敬検事正と玉井英章前次席検事(現大阪高検次席検事)が報告を受けていたという。レッキとした組織ぐるみの犯罪である。

▽彼らはおよそ半年もの間シラを通し続けてきたのだ。その茶番劇の過程で、彼らの表情から、口調から、事実の欠片すら報道できなかったマスメディア、「関係者」の節穴ぶりにも呆れる。グルになっていたといわれても仕方あるまい。

▼47newsflash 資料改ざん事件で最高検が、今年6月に退官した中尾巧前大阪高検検事長に対する任意聴取を検討。 

▼新聞社や放送局、出版社などでつくるマスコミ倫理懇談会「検察との一体化に反省」 村木元厚生労働省局長の裁判で-産経ニュース