2010/12/18

▼平野貞夫:「小沢問題」にみる「平成のメディア・ファシズム」

▼平野貞夫:「小沢問題」にみる「平成のメディア・ファシズム」

現代の情報社会では、マスメディアは完全に立法・行政・司法に次ぐ第四権力である。前者三権は憲法で規制されているが、マスメディアは野放し状態である。実体として立法・行政・司法の三権は、マスメディアがコントロールする世論によって影響を受け支配されているのだ。
 さらに、第四権力の本質は、資本主義的利権と特権を持って、社会の木鐸たる役割を放棄した利益企業として存在している妖怪である。グローバル化とIT技術の発達という資本主義の崩壊的危機の中で、生き残りをかけて巨大マスメディアは、既得権(記者クラブ制・クロスオーナーシップ・低廉な電波料金)を死守しようとしているのが現実である。それを改革しようとする小沢一郎の存在を彼らは許さず、襲いかかっているのだ

▼ここに来て何かが動き出した!! 「政治の風」を見事に捉えた、あいば達也氏のブログ「世相を斬る」-「小沢カード」増殖中! 腐臭漂う菅政権・朝日・TBSに異変あり! 
...何かが大きなウネリで動いている。少なくとも、小沢一郎への息も切らさぬ逆風を遮り、押し戻す猛烈なパワー(どこの誰かは知らないけれど)が動き出した感がある。

▼「法的には問題はないのだが...」云々が、法治国家日本における最大の問題だ。原則として法的に問題がないのは問題がない。それ以上でもそれ以下でもない。『天皇機関説』美濃部達吉著を読む。欧州ではこの秋口から経済危機によるデモが頻発、米、露、中、北鮮、タイ..政府が二分され国家が暴走の時代へ。12/17日

◆青山貞一:崖っぷちの民主党と小沢一郎  
国家論、地方分権論、外交論、防衛論、生活者主権、環境共生論などなど、いずれも自前の哲学、政策をもっていり希有の政治家である。国難に及んで小沢一郎氏を総理にし、政権交代を一からやり直すのだ!

〓「ウィキリークスの暴露は世界の外交体制の多極化へ」 田中 宇
「外交力は、経済力(ドル基軸)、軍事力と並ぶ、米国覇権の3大柱の一つだった。今や米覇権の大黒柱は3本とも崩れかけている」 12/16日

「ウィキリークスのアサーンジ氏に相次ぐ“思考停止”の報道――日本のテレビ・新聞は本当に大丈夫か」上杉隆 ダイヤモンド社
ウィキリークスはやはり本気のようだ。「権力の横暴と戦うことこそジャーナリズムの役目」とアサンジュ氏。悲しいことに日本のメディアはウィキリークスにまったく相手にもされていない。新聞テレビ等の報道も論客らも殆ど「思考停止」状態に(上杉氏)。

ウィキリークスによる公電の暴露は外交に混乱をきたす心配より、各国の権力者=治者と被治者の本質的な問題に及んできそうな動乱の兆しだ

評論家の故・加藤周一さんの蔵書約1万5千冊や自筆メモをまとめた「加藤周一文庫」が2014年4月、立命館大学(京都市北区)の図書館に開設されることになった。誰でも閲覧でき、一部は貸し出しも受け付ける。(朝日新聞